「ホームページはあるが、問い合わせはほとんど来ない」。BtoBの中小企業でよく聞く悩みです。数年前に制作会社に作ってもらったまま、会社概要と事業内容が載っているだけ。名刺代わりにはなっていても、新しい取引先を連れてくる役割は果たしていない、というケースが多く見られます。
この記事では、BtoB企業のホームページから問い合わせを増やすための考え方と、具体的な改善策を解説します。最近増えている、AI検索経由で見つけてもらうための対策もあわせて紹介します。
BtoBのホームページから問い合わせが来ない理由
- 見つけてもらえていない:社名で検索すれば出るが、「〇〇 加工 依頼」「〇〇 業務委託」などの検索では出てこない。
- 何を頼めるのかが分からない:事業内容が抽象的で、自社の課題を頼めるのかが判断できない。
- 判断材料が足りない:実績、対応範囲、費用の目安、納期が書かれていない。
- 問い合わせのハードルが高い:フォームの項目が多い、何を書けばいいか分からない。
問い合わせを増やす6つの改善策
1. 「何を頼めるか」を具体的に書く
「総合的なソリューションを提供」ではなく、「月100個からの小ロットのアルミ切削に対応」「経理担当者がいない会社の記帳を代行」のように、相手が自分の課題と照らし合わせられる言葉で書きます。
2. 課題ごとのページを作る
取引先が検索する言葉は、自社のサービス名ではなく「困りごと」です。「試作品を短納期で作りたい」「社内にIT担当がいない」など、よくある相談ごとにページを作ると、検索で見つけてもらえる入口が増えます。
3. 実績を具体的に載せる
業種、課題、対応した内容、結果を、守秘義務に配慮しながら具体的に書きます。社名を出せない場合でも、「従業員30名の食品メーカー」のような書き方で十分に伝わります。
4. 費用と納期の目安を示す
「お見積もりはお問い合わせください」だけでは、相手は比較の段階で候補から外してしまいます。「〇〇円〜」「最短〇日」のような目安があるだけで、問い合わせの判断がしやすくなります。
5. よくある質問を載せる
最低ロット、対応エリア、支払い条件、相談の流れなど、問い合わせ前に知りたいことをQ&Aでまとめます。
6. 問い合わせのハードルを下げる
フォームの項目は最小限にし、「まだ検討段階でも構いません」「概算だけでもお答えします」と書き添えます。電話・メール・オンライン相談など、複数の窓口を用意しましょう。
AI検索で「おすすめの会社」に挙がるために
最近は、取引先を探す担当者がChatGPTなどのAIに「〇〇を依頼できる会社を教えて」と聞くことが増えています。AIは、ホームページに書かれた具体的な情報をもとに、条件に合う会社を挙げます。上の改善策のうち、何を頼めるか・実績・費用と納期の目安・よくある質問を文字で具体的に書くことは、そのままAI検索対策にもなります。
AI検索対策の考え方はLLMOとは?で、GoogleのAIによる概要への対策はAIO対策とは?で解説しています。
効果を測る
- Google Search Consoleで、どんな検索語で表示・クリックされているかを確認する
- 問い合わせフォームに「当社を知ったきっかけ」の項目を入れる(検索、AI、紹介、展示会など)
- 月ごとの問い合わせ件数と、商談につながった件数を記録する
※ 当サイトを運営する合同会社SAiのサービス紹介です
自社サイトが「AIに見つかる形」になっているか、15秒で診断できます。
合同会社SAiの「LLMOサイト」は、ホームページとブログを新しく作り、AI検索に対応した形で整備し、毎月測定して改善を続けるサービスです。初期費用0円・月額5万円(税別)〜で、サーバー・ドメイン代も含まれています。
よくある質問
Q. ホームページを作り直さないといけませんか?
必ずしも作り直す必要はありません。まずは今のサイトに、課題ごとのページ、実績、費用の目安、よくある質問を追加することから始められます。ただし、スマートフォンで見づらい、自社で更新できないといった問題がある場合は、作り直しを検討する価値があります。
Q. 効果が出るまでどのくらいかかりますか?
新しく作ったページが検索で評価されるまでには、一般的に3〜6か月ほどかかります。AI検索への反映も同じくらいの期間を見ておきましょう。継続してページを追加・改善することが大切です。
まとめ
BtoB企業のホームページから問い合わせを増やすには、何を頼めるかを具体的に書き、困りごとごとのページで入口を増やし、実績・費用・納期・よくある質問で判断材料を示し、問い合わせのハードルを下げることが基本です。これらは、AI検索で「おすすめの会社」に挙がるための土台にもなります。

