取引先を探すとき、担当者は候補の会社のホームページで「会社概要」を必ず確認します。そして最近は、ChatGPTなどのAIも、会社を紹介するときに会社概要のページを読んで「どんな会社か」を判断しています。
それなのに、多くの中小企業の会社概要は、社名・住所・資本金を並べた表だけ。何をしている会社で、何が強みなのかが伝わらないページになっています。この記事では、取引先にもAIにも伝わる会社概要ページの作り方を解説します。
会社概要ページに載せるべき項目
基本情報
- 正式な会社名(英語表記がある場合は併記)
- 所在地(本社・支店・工場など)
- 設立年、資本金、代表者名
- 従業員数
- 法人番号
- 連絡先(電話・メール・問い合わせフォーム)
事業の説明
- 一文で言う事業内容:「〇〇業界向けに、〇〇を〇〇する会社です」
- 主な製品・サービス:それぞれのページへのリンクも
- 対応できる範囲:対応地域、最小ロット、納期、対応業種など
- 強み:他社との違いを、具体的な事実で
信頼につながる情報
- 主な取引先・導入実績(公開の許可を得たもの)
- 許認可・資格・認証(ISOなど)
- 沿革(いつ、何を始めたか)
- 代表者のあいさつ、経歴
- メディア掲載・受賞歴
AIに正しく伝えるための5つのポイント
1. 「何の会社か」を最初の一文で書く
AIは、ページの冒頭に書かれた説明を重視する傾向があります。会社概要の最初に、事業内容を一文で明確に書きましょう。
2. 表記を統一する
会社名、住所、電話番号を、ホームページのすべてのページ、Googleビジネスプロフィール、求人サイト、業界団体の名簿などで同じ表記にします。表記がばらばらだと、AIが同じ会社の情報だと判断しにくくなります。
3. 同じ名前の会社と区別する
似た社名の会社がある場合は、法人番号や所在地、ドメインを明記し、「〇〇株式会社(本社:〇〇市)とは別の会社です」のように説明しておくと、AIによる混同を防ぎやすくなります。
4. 画像やPDFではなく文字で書く
会社案内のPDFや、文字の入った画像だけで情報を載せていると、AIに読み取られにくくなります。大事な情報は本文の文字で書きましょう。
5. 構造化データを入れる
会社名、所在地、連絡先、代表者、設立年などを、検索エンジンやAI向けの形式(Organizationの構造化データ)でもページに記述します。制作会社やSEOプラグインの設定で対応できることが多い項目です。
確認の方法
会社概要を整えたら、ChatGPTなどに「(会社名)はどんな会社?」と聞いてみましょう。事業内容、所在地、強みが正しく答えられているかを確認し、間違っている部分があれば、その情報の出どころを探して修正します。確認の手順は自社がAIにどう紹介されているか確かめる方法で解説しています。
ホームページ全体の改善はBtoB企業のホームページで問い合わせを増やす方法をご覧ください。
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よくある質問
Q. 資本金や従業員数が少ないと、不利になりませんか?
規模を隠すより、対応できる範囲や強みを具体的に書くほうが信頼につながります。小さな会社ならではの、対応の速さや柔軟さ、担当者が直接対応することなどは、立派な強みです。
Q. 代表者の顔写真は載せたほうがいいですか?
載せることをおすすめします。誰が経営している会社なのかが分かると、取引先の安心感が高まります。経歴や事業への想いもあわせて書くと、会社の信頼性を伝える材料になります。
まとめ
取引先にもAIにも伝わる会社概要ページは、基本情報に加えて、事業の説明・対応範囲・強み・実績を具体的に書き、表記を統一し、文字で書き、構造化データを入れることで作れます。会社概要は、会社の「名刺」であると同時に、AIが会社を理解するための「公式資料」でもあります。

