朝いちばんにメールを開くと、未読が数十件。取引先からの確認、社内の連絡、営業メール、システムからの通知が混ざり、大事なメールを探して返信するだけで午前中が終わってしまう。多くのビジネスパーソンが抱える悩みです。
この記事では、メール対応をAIで効率化する方法を、個人でできることから会社の仕組みにするところまで、段階ごとに解説します。
メール対応の時間はどこにかかっているか
- 読む・探す:大量のメールから、対応が必要なものを見つける
- 考える・書く:返信の文章を考え、失礼のない言い回しに整える
- 調べる:返信に必要な情報を、過去のメールやシステムから探す
- 転記する:メールの内容を、顧客管理や案件管理に入力する
段階1:個人でできるAI活用
返信の下書きを作る
ChatGPTなどの生成AIに、受け取ったメールの要点と返信したい内容を伝えて、下書きを作ってもらいます。お詫び、お断り、催促など、言い回しに気をつかうメールほど時間の短縮効果が大きくなります。
以下のメールへの返信を書いてください。納期を1週間延ばしてほしいという依頼をお断りしつつ、3日なら調整できることを伝えたいです。取引先との関係を大切にした丁寧な文面で。
長いメールを要約する
長いメールや、やり取りが続いたスレッドを要約させると、要点と自分がやるべきことがすぐに分かります。
個人情報や社外秘の内容を入力する際は、会社のルールに従いましょう(生成AIの社内ルールの作り方)。
段階2:メールソフトの機能を使う
GmailやOutlookには、AIによる返信の候補、要約、優先度の高いメールの振り分けなどの機能が搭載されつつあります。会社で使っているメールソフトの機能を確認し、使えるものから試してみましょう。
段階3:AIで「メールの処理」を自動化する
会社の代表アドレスや、問い合わせ・注文・見積依頼などの決まった種類のメールは、AIエージェントで処理を自動化できます。
| 処理 | AIでできること |
|---|---|
| 分類 | 問い合わせ・注文・見積依頼・営業・請求など、内容を読んで分類する |
| 担当者への振り分け | 分類に応じて、担当者のチャットや案件管理に回す |
| 返信の下書き | 過去の対応やよくある質問をもとに、返信の下書きを作る |
| 情報の転記 | 注文内容や問い合わせ内容を、顧客管理や販売管理に登録する |
| 対応漏れの防止 | 一定時間返信していないメールを担当者に知らせる |
問い合わせ対応の自動化は問い合わせ対応をAIで自動化する方法で、見積依頼の処理は見積書作成の自動化で解説しています。
自動化するときの注意点
- 送信は人が確認する:最初は、AIが作った返信を人が確認してから送る形にしましょう。定型の受付連絡など、問題がないと確認できたものから自動送信に切り替えます。
- 誤分類への備え:大事なメールが営業メールに分類されてしまうことがないよう、振り分けたものを定期的に確認します。
- 情報の扱い:メールには取引先の情報が多く含まれます。データを学習に使わない、安全に管理できる仕組みを選びましょう。
※ 当サイトを運営する合同会社SAiのサービス紹介です
代表アドレスに届くメールの分類・転記・返信の下書きを自動化します。
合同会社SAiでは、御社の業務に合わせたAIエージェント・RPAをオーダーメイドで開発しています。初期費用0円・月額1万円〜・最短3日で導入でき、最低契約期間はありません。
よくある質問
Q. AIが書いた返信だと、相手に分かってしまいませんか?
下書きをそのまま送ると、不自然な言い回しが残ることがあります。最後に自分の言葉で一言加える、普段の言い回しに直す、といった調整をすれば、自然な文面になります。
Q. どのくらい時間が減りますか?
メールの量や種類によりますが、返信の下書きと要約だけでも、言い回しに悩む時間が大きく減ります。代表アドレスの分類と転記を自動化すると、担当者が毎日メールを仕分ける時間そのものがなくなります。
まとめ
メール対応のAI活用は、個人での下書きと要約から始め、メールソフトの機能を使い、代表アドレスや決まった種類のメールは分類・転記・下書きまで自動化する順番で進めると効果的です。メールに追われる時間を減らし、考えるべき仕事に時間を使いましょう。

